住宅ローンの本申込・本審査をします。

不動産業者の媒介に基づき、滞りなく、売主さんと買主さんの間で不動産の売買契約を締結しました。

売主さんは売りたいと思って契約をしたのですし、買主さんは買いたいと思って契約したのですから、これでホット一息つけるのです。

まずは、おめでとうございます。

しかし、買主さんが住宅ローンを使って不動産を買う時には、契約後、遅滞なく、住宅ローンの本申込をして頂く事になりますので、もう暫く、緊張して頑張って頂く必要があるのです。

契約前に、住宅ローンの事前審査をして頂きましたが、これはあくまでも事前審査になりまして、本審査ではありません。

事前審査とは簡易的な審査の事でして、金融機関がお客様の個人情報に基づき、属性からお金を貸しても問題のない人か、また、収入や他の借入の状況から鑑みて、住宅ローンを返済する能力がある人なのかを判断するのが事前審査になります。

事前審査をするに当たっての必要書類は、お客様のご本人の属性に関する資料(源泉や社会保険所など)でしたが、住宅ローンの本申込、本審査は、売買契約書や重要事項説明書の写しに加えて、買おうと思っている不動産の謄本や公図、測量図等が必要になります。

つまり、物件に関する資料が必要となり、住宅ローンの本申込、本審査は、お客様の事に加えて、買おうと思っている不動産の事も審査をする事になります。

普通の中古マンションの場合は、まず、物件で引っ掛かる事はありませんし、普通の土地や一戸建ての場合も、ほぼ問題はありません。

しかし、例えば中古マンションの場合ですと、現行の法律では建てる事が出来ない建物が建っている場合、つまり、既存不適格な建物のマンションなどは、金融機関の中には、物件が不適格という事で、本審査で否決となる事もあります。

また、土地の場合ですと、敷地が建築基準法上の道路に2m未満しか接道していない場合は、基本的には再建築をする事が出来ませんので、銀行としては、建物を建てる事が出来ない土地には、住宅ローンとしてお金を貸す事が出来ない、となる事もあります。

しかし、これらはあくまでも特殊な物件になりまして、普通の不動産でしたら、事前審査で承認となった場合は、本審査でも承認となる事が一般的です。

一つ、注意点としましては、不動産の売買契約書や重要事項説明書には、住宅ローンを使う時には、融資利用の特約を付けて、買主さんを守る事になります。

これは、お客様の責任ではない所で住宅ローンを借りる事が出来ない時には、物理的に不動産を買う事が出来なくなりますので、売買契約を白紙解約にする、という特約なのですが、だからこそ、売買契約前に住宅ローンの事前審査をして承認を取得する事が、不動産業者の一つの責任なのです。

注意事項と言いますのは、事前審査の時以降にローンやクレジットカードのリボ払い等で物を買い、事前審査の時と違う借り入れ状況になった事により、本審査が否決された場合には、融資利用の特約には当てはまらず、住宅ローンを借りれなかったから言って白紙解約にはならず、違約解約になってしまいますので、注意が必要です。

団体信用生命保険(団信)の注意点。

住宅ローンの本申込をして頂く時には、同時に、団体信用生命保険(団信)の申し込みをして頂く事になります。

団信と言いますのは、もし、お金を借りた後、債務者である旦那さんが亡くなった場合、団体信用生命保険から残債が返済されるという、残されたご家族にはとっても大事な保険で、これは銀行が保険料を支払ってくれる保険なのですが、この団信に入る事が出来ない方は、住宅ローンを借りる事が出来ません。

健康な方、今まで大病を患った事がない方は問題ありませんが、過去に大きな病気をした事がある方は、この団信に関しては、注意が必要です。

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